てぃーだブログ › 1日1エコ › 宮古島の大根は、、、。

2010年01月11日

宮古島の大根は、、、。


散歩していたら、大根が収穫されていました。
すごく立派で、全部50センチ以上はありました。
宮古島産のものは、割としょぼいのが多いように
思いますが、こんなに太ったのも出来るとは驚いた。

大根は方言で言うと”うぷにぃ”。ちなみに沖縄本島では
”でーくに”。”でーくに”は”だいこん”と何となく近い感じが
するけど、”うぷにぃ”は全く違うことばのように聞こえる。
何語?由来あるの?みたいに思える。
でも、実は言葉の元は”だいこん”と同じなんです。

平安言葉では、大根は”おほね”と呼ばれていた。
大(おほ)根(ね)という意味だ。
その後、音読みになり”だいこん”になった。
一方、宮古島では、大きいことを表す、”おほ・おお”は
”うぅ・うふ・うぷ”と発音される。(は行の音が、ぱ行に
なるのは宮古島の方言の大きな特徴の一つだ。)
琉球方言は一般的に母音のeとoはiとuに近い
発音になる。つまり、”おー”は”うー”に、”ね”は”に”に
なる訳だ。
ということは、”うぷにぃ”=”おおね・おほね”=大根
ということになり、宮古方言の方が今の日本語よりも
より平安言葉に近いと言える。

一見、意味不明の宮古方言が現代の日本語よりも
(昔の)日本語に忠実だというのは、とっても興味深い。




Posted by eco係 at 11:43│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。